2012年8月26日日曜日

大学生が低コストで部屋をシアタールームに改造した

大学生にもなり、一人暮らしが始まると、
どうしても部屋を改造したい欲望に駆られるのは僕だけでしょうか?

大学のほうも夏休みに入り、お盆に実家に帰省する前に少し時間があったので、自室をシアタールームに改造してみました。

といっても、大学生の身分なので、しかも借家なので、多額を投資して大改造するわけには行きません。まあ、今回は、低コストで、そこまで大きくない部屋でも十分構築できるような、そんなシアタールームをコンセプトに作ってみましたので、作ってみたいとお思いの方は参考にしてください。

実際見てもらったほうが早いので、完成したシアタールームをどうぞ。



シアタールーム感なさすぎ...

でもいいんですこれで。僕にとってはシアタールームです。
いくら低コストだといっても、5.1chサラウンドと大画面モニターは欠かせないと判断したので、これらは頑張って購入しました。


実際に丸1日かけて組み立てた様子を紹介します。

まずはじめに部屋の片付けです。
ベットやその他散らかっている大きなものを丸っと部屋の外に出します。



部屋が綺麗になったところで、早速スピーカーを配置していきます。

今回購入したスピーカーは、YAMAHAの「シネマステーション TSS-20」です。(価格.comの商品ページ)

パッケージはこんな感じ。
いつも通りamazonで注文しましたが、商品本来のパッケージに値札がはられた形で届きました。

 上面はこんな感じ。

開けてみた。

取り出してみた。

更に開けてみた。
奥から、アンプ、サブウーファー(低音専用スピーカー)、スピーカーといった感じです。


包装を開けるとこんな感じ。
重みがありそうに見えますが、意外と軽量です。


5つのスピーカーは、センタースピーカー、フロントスピーカー×2、リアスピーカー×2といった感じで配置します。それぞれが独立な音を出すので、1つのスピーカーはそれぞれ1chとして数えられます。これらプラス低音専用スピーカーのサブウーファー(データ量が少ないので0.1ch)が加わって、合計5.1chのサラウンドスピーカーとなりうるわけです。

DVDは最大5.1chまでのデータを扱う事が出来ます。これだけのスピーカーがあれば、十分映画館さながらのリアル感が味わえます。(ちなみにBDは7.1chまでいけるらしいです...)



実際スピーカーを配置していきます。
フロント、センター、アンプ、サブウーファーはこんな感じ。
アンプは見難いですが、ウーファーの下の棚の中に配置してあります。


リアはこんな感じ。
中央に見えるのはプロジェクター(後述)とPS3です。




設置場所が決まったところで、配線していきます。
すべてのスピーカーはアンプへと繋がります。アンプは、出力マシン(今回はPS3)から受け取った音声データを、それぞれのスピーカーへ送る役割を果たします。

アンプの裏側はこんな感じ。
様々な入力、出力端子がありますが、コレでも低価格商品なので少ない方。


スピーカー6つつなぐとこんな感じ。


配線慣れしてない僕にとっては、これだけでかなり複雑でした。
まあ、無事に配線できたところで、次は映像の出力の設定に移りたいと思います。

シアタールームと言えば大型テレビといったイメージがあるかもしれませんが、一大学生がそんな高価なものを購入できるはずがなく、プロジェクターで妥協します。

プロジェクターを買った記事は以前に書いたので、詳しくはそちらを参照してください。
どーだいっ!: プロジェクター買った


プロジェクターは、机などにおいて設置するだけで、簡単だと思ってたのですが、ここで難題発生。
そのまま机に置くと、以下のようになってしまいます。

まあ、なので、机の上にある棚の更に上に設置することにしました。
借家なので、天井に穴を開けることはできません。
こんな感じです。

でも、コレはただ置くだけでは実現できません。大学の講義室にあるプロジェクターを見てもらうとわかるのですが、天井設置のプロジェクターは、操作面が下になるように設置してありますよね。

つまりどういうことかというと、天井付近から、自身より低い位置に映像を投影するためには、プロジェクターをひっくり返した形で設置する必要があるのです。


プロジェクターを見てみると、
以下のように投影部分が膨れて、天面が平らじゃないんですね。


どうしたものか。コレでは、プロジェクターをひっくり返した状態で安定に設置ができません。

考えた末、こうしました。


プロジェクターには、天井設置用にネジ穴が開いているので、そのネジ穴で板を固定。それを板ごとひっくり返して、上写真の様に支えるという構造です。


とりあえず作った過程だけ紹介します。

まず、プロジェクターの説明書を見ながら、板に製図とかやってみる。

中学生以来かな、のこぎりを使って切断。




多少の誤差はご愛嬌。


 製図した穴の位置に電動ドリルで穴を開けます。

と思ったら、見事に錆び付いていて、使い物にならず。


釘を使って地道に穴を開ける。

今回使ったネジ。

先ほど開けた穴に、ネジを通します。

プロジェクターの排気口に木くずが入らないように、ビニールで保護します。


いよいよプロジェクターを取り付けます。

うまく穴の位置が一致するかドキドキでしたが、なんとか取り付けることに成功。

支えは適当なものがなかったので、アマゾンの箱をカッターで切断して、代用します。

で、なんとか無事完成。



うん。まあまあの出来ではないでしょうか。

あとは、適当に位置を整えて、完成です。

これで、丸一日かかりました。
疲れたーけど、楽しかったー!



以上で作業工程は終わりです。
じゃあ、ちょっと、気になるところをまとめていきます。


以前から述べてますが、PS3があるため、ゲームはもちろんのこと、DVDやBD、音楽鑑賞がこのシアタールームで楽しめます。
先日友人から、PCに保存されている楽曲をPS3で再生することができる、ということを教えてもらい、PCに眠っている曲を無事にサラウンドで聞くとこができています。5.1chにはなりません...


配線方法は、

音声:PS3--(光デジタルケーブル) --アンプ
映像:PS3--(HDMIケーブル)--プロジェクター

となっています。


あと、気になるコストですが、

PS3:\23,385
プロジェクター:\35,633
サラウンドスピーカー:\17,722
光デジタルケーブル(10m):\1,650
HDMIケーブル:\992

合計で、 \79,382です。
これを高いと思うか安いと思うかは、価値観の違いでしょうが、
僕個人としては、まぁまぁお手頃な値段ではないかなーと思います。
でも、すこし衝動買い過ぎた感も否めないので、これからは消費を程々にしていこうと思います。

改めて、\79,382の成果です。

ペアシートのほうが雰囲気出るかなと思ってグラスまで並べてみましたが、虚しくなっただけでした...汗
あとは隣に座って一緒に映画鑑賞とかしてくれるひとを探さないとですねー
お金では買えないものですからね...


以上で今回のブログは終了です。

最後に、音響機器について色々相談に乗ってもらった高校時代のクラスメイトと、要らないベニヤ板やネジをもらい、更にDIY工具まで貸し出してくれた隣の家のおじちゃんにスペシャルサンクスです。本当にありがとうございました。

1 件のコメント:

  1. 現在、大学二年生の者です。
    プロジェクターの購入を検討していたところ
    この記事にたどり着きました。

    とても楽しそうなシアタールームですね。
    同じ大学生ということで非常に参考になりました。

    これからもblogの更新を楽しみにしています。

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